ペルソナ
ペルソナを読んで
記憶がすぐに消える。
授業を受けて、あ、なんか今先生サラッと流したけど、大事なことゆった気がする!
慌ててドライブレコーダーを巻き戻す。
キーワードは、3つ、あれとこれと、、、
忘れないように文字を書いてるうちに、
ああ、3つ目が、やっぱりでてこない、、、
こんな自分や、板書する際、中学校時代に比べて、ノートに書き写せる量(一度に書き写せる文節の数)が、明らかに減っている。
私の言語性のワーキングメモリが、どんどん縮小していく‼️
当たり前の老化現象だ。
だってテロメアってDNAの先っちょのが、命の蝋燭のように、確実に短くなっていくし、頭の中では、お掃除しきれなかったタウ蛋白なんかが、脳の萎縮を起こしてる、、、
アルツハイマーが25年前から静かに始まってる、って聞いても、じゃあ私を調べて!とはならない。怖くて。
がん細胞だって同じ。やがて、NK細胞が処理しきれなくなったがん細胞達は、静かに身体の臓器を蝕んで行く。じゃあ、私のDNAを調べて!とはならない。知ったところで、残りの人生、自分の体に悪さをするモノたちを排除するためだけにやっきになり、今ある愛おしいモノたちをぶち壊してしまう自信がある。
どんな疾患になりやすいの?
どんな中毒になりやすい?
どんな誘惑に負けやすい?
気になるけど、知らない方が絶対幸せだと思う。今のままでいい。
そんなこんなで、知りたい知識があれば、本を読み、自分の脳トレと脳の機能の低下速度を緩やかにしたくて、ちょいちょい、抜粋だらけの本のレビューなんかも、やっています。
あ、今、いいことゆってる‼️
って、何かを聞いたら、後で絶対に思い出せない記憶の脆弱さを、知っているから、覚えているうちにメモ、と常日頃、足掻いてもがく思考パターンや行動パターンを別に変えようとしていない。ずっとこれでやってきたし。
本の感想に戻りますっていうか、今回は、中野信子さんの頭の中を垣間見る旅を楽しんでるので、もう、聞き齧りなのか自分の考えなのか、ごちゃ混ぜ状態を楽しみたい、、、
全然書いてる内容と、私がどう受け止めたか、なんて食い違っていて構わない。
このブログ読んだ後に、この本を読んだ方がもしいるとしたら、全然こんなこと書いてないやんけ!となるかもしれませんが、でも本が糸口で感じた内容だから、私の中でだけは紐づいている。
毒親
小さいときから、対人関係(愛される、頼れる、助けを求められる、受容する、許す、傷つけるなど)や思考の癖、『テンプレート』は、養育者との関係性で育まれる。
親子の関係に他人が易々と入ってくんじゃないよ!そんなことにも触れられている。
氏か育ちか。
刻まれたDNAは、変えられない。
育ちだって、我々は、親を選んで生まれてきた訳じゃない。
長澤まさみさん主演の『mother』は、やっぱり見なくちゃですね。
でもでも、成長してからだって、いくつになったって、自分の家族との関わりの他に、沢山の人と関わり合うことで、兄のような、姉のような、妹のような、弟のような、なんだか血のつながりがなくても、愛おしくて仕方ない出会いって、目線をあげたらあるんかな、、、って。(一方で、家族間にあるのと同様、憎しみやドロドロした感情だってあります。人間だもの。)
ニーバーの祈り
20世紀アメリカの神学者
神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください
今自分が、思い患っているなんやかやのごちゃごちゃしたナニは、この一言で浄化される気がする。(そうあって欲しい。)
この詩はアルコール依存症克服のための組織でも用いられているそうです。
キリスト教であれ禅であれ、偉人の話であれ、自分にとってのメンターの言葉は、響くときには響くし、人それぞれ、その時々により、ココロのチューリップが開いてるタイミングも違う。
ペプシチャレンジ
このネーミングそのものが、ペプシに対して失礼だよね、美味しいのに、と思う反面、私は学生時代、姉の(当時流行ってた)コカコーラロゴ入り、長袖シャツを高頻度に着ていたし、昔懐かしいタッチで描かれたコカコーラの宣伝用のポスターをデザインとした絵葉書も、何枚か、「わぁ、可愛い!」(今風にゆうと、「なにこれ、ヤバーい」)などいいながらお小遣いで買っていた。
ブランドに弱い頭そのものです。
でも、私がお金がかかるファッション系ブランド品に嫌悪感に近いものを持つのは、手が届かないから貧乏人の僻みといった理由だけでしょうか?
最近、私の大好きな芸能人が、私の嫌いなマーク入りのブランドの財布を愛用してるのが分かり、40何年間積み上げてきたアンチLVの姿勢を振り返り、(何を親の仇のように憎んできたんだろう、、、)と我に変える。
まあ、それもこれも大学入る前に、きっちり私と父の間で、強化されたアンチブランド感に由来するかも。
どんな会話が当時交わされたかというと、、、(記憶力の弱い私が覚えてるくらいだから、相当その後、何度も思い出していたに違いない。)
ちょっと🤏正確には、再現できませんが、概ねこんな感じか。
父〜お前はこれから大学でよその子達がブランドやなんや身につけるのを見て、自分にないものとの落差を思い知るであろう、、、【預言者か⁉️】
私〜いいえ、お父様、私はそんなブランド品に目もくれませんし、決してそのようなことで卑屈になったり致しませんわ‼️中身で勝負ですのよ!
という茶番劇があったとか、なかったとか。
あれがなければ、多分ミーハーな私はバイトで頂いたお金で、真っ先にLVの小銭入れでも買ってましたね。
なんしか、ブレるんですよ。
最近では、グループで作業するときに、『色んな意見が出てきたら、考えながら私は動くので、あっちこっちブレます。その事で迷惑かけるかもしれないけど、色んな意見に傾ける柔軟さはあるんで、なんでも意見ゆってください、、、』と、ブレる(私は優柔不断アピール)を公言するようにしていました。
でも中野信子さんは、
〜考えを環境に合わせて微調整する、という実に精密なことを脳はやってのけているのに、私たちは同時にそれを「内省」して「恥じる」。(中略)高次な機能を駆使して、他者と自分との間の心地よい間合いを測ろうとしているのである。〜
と書き記している。
ブレて当たり前なんだ、、、少し楽になった。
脳が作り出す微笑みのペルソナ
〜日本人にとって笑顔は単なる感情表現ではなく、社会性を形成する重要な要素であり、相手に対して礼儀や思いやりでもあり、自分の心を守るための戦術でもある。(中略)ただ、こうして、無理に笑顔を続けているうちに、職場や友人とのやり取りの場面ばかりでなく、家族の前でさえも作り笑顔が消えなくなってしまう人がいる。この日本人の笑顔を、精神科医の夏目誠氏が「スマイル仮面症候群」と名付けている。〜
笑顔が固定のデフォルトになっている人達がいる。
滲み出る何か暖かいものは何からくるのだろう。
親御さんに愛情たっぷり育てられた歴史が、経験や知識や柔軟性が、他者の影響なんかじゃブレない価値観が、他者の意見や行動を在のままに受容する包容力が、脳内から幸せホルモンが出やすい体質が、、、
実は、笑顔の影には何か自分の気持ちに蓋をして、仮面を外せないままにいるだけなのか、、、
少し違和感を感じる仮面?に出会ってしまった時に、私の中で起きる2極の感情。
①逃げろ
②仮面の下が見たい(別の仮面が出てくるだけかもですが)
人は属するコミュニティや、目の前の人に合わせて、取っ替え引っ替え仮面を変えてるって言っても過言じゃない。
みんな、仮面職人なんです。知らんけど。
バベル
中野さんが、大学院時代研究されていたテーマを知り、慄いた。音声言語医学。空気振動による音刺激が、中枢神経でどのような経路を辿り「言葉」となり、意味や意思となっていくのか、、、
はー、授業受けるモチベーションだだあがり。ありがとう‼️先生‼️大好き‼️
他にも、
右の角回が時間を認知する話、体外離脱体験や自己像幻視とか、流石脳科学者、、、
興味深い、、、
一隅を照らすに始まり、結びは、
これは私の物語であって、そうではない。本来存在しない私が反射する読み手の皆さんの物語でもある。
ブフッと、吹きそうになりました。
なんか分からないような分かるような。
でも、先生の心の奥を覗こうと、身を乗り出したら、水面に映った自分の姿にビックリしちゃったってアレね。
楽しい読書だった😆