弱さ
父は車検出したことがない
前回、実家の車を買い替えたのは、事故で一発廃車したから、、、
相手の方にもご迷惑をお掛けしました
今頃、傷の痛みなど後遺症は出てないでしょうか、、、(保険会社から特に何もないので、大丈夫かと思いますが)

あの事故で、もしも相手の方が重症であったり、万一のことがあったり、相手の方の事情として、独身なのか、所帯持ちなのか、ご両親や家族は、子どもさんは、大切な取引先に向かう途中だったのか、大事な発表会や試合に向かう途中であったのか、輝かしい未来は、、、

交通事故は本当に怖い。自分が起こすかもしれないし、巻き込まれるかもしれない。自分じゃなくて、家族や知人の身にいつ降りかかるかもしれない。

早く自動運転が当たり前な世の中になれば、少なくとも不注意による事故や認知機能、身体機能の衰えによる事故は減るでしょう。

その頃には安全のためのあらゆる装置が搭載されて、自動運転でない場合でも、しっかり顔や指紋、声からあらかじめ登録されて個人の識別がなされ、無免許、無資格、過労、飲酒や、あおり運転などの危険な行為も出来なくなってるし、盗難車両乗り回して悪いこともできない。その代わりお忍びや隠密行動もできませんが。

横断歩道上での事故も減る。交差点でAIさんが、速度をコントロールしてるから、、、

自動車の死角とかは、もはや死語。

事故から話がそれてしまいました。

実家の車検は、前回までは近所の知り合いの板金屋さんに全てお任せで、電話一本、母がしていた。だから父は、何も知らない。

『車検には納税書類がないとあかんらしい、これまでそんなことやったことがない』、ガラケーのメールさえできない父は、ネットで何かを調べることもない。

父が昨日ざわついていたので、母は、『車検証と関連書類は一緒に入れている』と説明した。

母がそういうなら、そうなのだ。あとは車検証のセットを後ほど確認すれば済む話だ。

にも関わらず、父は、恐ろしい決めつけで否定した。

『お前は、ボケてるからそんなことしてないだろう、、、』

バックミラー越しに母がチラッと窓の外を仰ぎ、何も言い返さず、その表情からは何の感情も見られなかった、、、

そんなことないわなー、ちゃんといれとるわなー

一声掛けたが、誰からも何の返事もないことは、織り込み済みだった。

私にも父と同じ血が流れている。
私も大概、決めつけや強い思い込みがあるし、些細なことに拘る性格のもともとは、親からプログラムされた影響が大きいことまでは自覚がある。だからこそ、同じ気質の人を敏感にキャッチするセンサーが働く。自分もやっちゃってるくせに、他人にされたら、腹立つってやつ。

苦手というか嫌いなタイプの人ってのは、自分の中の嫌いな性格が共鳴してビリビリ空気が振動して、理由が分からないままだと、何か変な気分になる。不協和音。自己受容ができてなきゃ、自分は勿論、他人の欠点も許すことができず、過剰な期待を勝手にかけては、勝手に裏切られた感に浸る。

自己肯定感が低いと、自分なんかでもできてることが、もし他人ができてないとより許せなく感じる。何でこんなことができないの?やろうとしてないよね?喧嘩売ってるだろ?プンプン。皆んな違って当たり前、な寛容さがなくなる。こういう危険性がある。

または、理解できない相手の心を覗くつもりが、覗き穴から見たら、暗闇の中にはツルツルの丸い鏡があって、そこに映っていたのは、認めたくないほどに醜い自分の顔が映ってた、って鏡の話。あー、見たくなかった。悪かったのは自分だ。弱かったのは自分だ。でも認めたくない!悪いのは自分じゃなくて相手が、おかしいんだ!自責も他責もほどほどに、、、

みんな、それぞれのフィールドで、その人なりに一生懸命生きてる、、、

2021/1/14