『脳の強化書2』を読んで
前回の続きになります。
MRIで沢山の患者様の脳画像を診てこられた先生からみた、脳の鍛え方について。
普段何気なくやってることもあるでしょう。でもその意味を知って狙いを定めての行為と、何げない行為には差があると思うんですね。
そして、年齢や性別、身体能力ほか個人によって、できるできない、できそう、これならやってみたい、ってポイントも人それぞれ。
沢山の日常の中に転がってそうなアイデアが詰まっていて、そしてこれは序章なんですよ、貴方が色々工夫してやってみてくださいよ、って締め方が心地よく感じられます。
イキイキと輝くために必要なのは、〇〇したい気持ち、欲求なんだ、と。
とかく欲求って、なんだか、少し「抑えた方がいい?人にあまり見せない方がいい?」なんて後ろめたい響きに感じるのは、私だけでしょうか?
でも、イキイキなライフのためには、とてもとても欲求ってのは大切なんだよ、って。
脳科学や心理学的観点から、頭とカラダのバランス的なことなど、いろんなアプローチが紹介されていて、全てが万人受けするかは別として、やってみる価値ありな発見多数、あ、それ既にやってましたってな発見多数で、前作に続き大変読みやすかったです。
自分自身は勿論のこと、赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広く関わり合う上で、ホーっと思える一冊です。
ほんのひと握りですが、以下キーワード抜粋と感想です。
最初の方目次に目を通しただけで、「これ絶対面白いやん」て口に出して言ってしまいました。(下記⭐️は目次の後半部分の更にセレクト済みのほんの一部です。)
【欲求発見トレーニング】
⭐️スーパーマーケットのチラシを眺める
⭐️16歳だと思って生活する
⭐️妄想ノートを作る
⭐️準備に時間をかける
⭐️カフェで一人の時間を作るなど
→何か興味を惹くものは、チラシを眺めてるうちに呼び起こされたり、沸き上がってくるかもしれませんね。
あとは準備するだけするけど本番には弱くて肝が据わらなくて、不安から目を覆いたくなるようなダメダメな過去も思い出してしまいました。
【コミュニケーション系欲求育成トレーニング】
⭐️5人以上の「知らない人」と会話をする
⭐️ 別れ際に握手をする
⭐️得意なものを教え合う
⭐️「話さない日」をつくるなど
→この「話さない日」を作るってのも、いかに自分が、コミュニケーションを求めているかを知る機会になるというものらしいですが、以前互いに合わなさすぎる人がいて、違う意味でこういうことしていた苦い経験が思い出されてしまいました。
【感覚系欲求育成トレーニング】
⭐️五感欲求表をつくる
⭐️旅先で市場をのぞく
⭐️四季折々の食材を味わう
⭐️お米をよく味わって食べる
⭐️ド派手なパンツをはく
⭐️いつもと違うルートで通勤・通学するなど
→先生のご経験からも、あちこちに他者との心の交流の大切さに触れられていて、私自身の過去とオーバーラップする部分もあり、色々考えさせられました。
【感情系欲求育成トレーニング】
⭐️味覚狩りをする
⭐️利き手でない方の手で豆をつかむ
⭐️誰かに贈り物をする
⭐️【彼・夫/彼女・妻】のどこが好きかを考える
⭐️思いっきり大声を出すなど
→非利き手を使うトレーニングを2週間続けると、大脳辺縁系の前部帯状回が活発になり、攻撃的な感情が低下したという実験があるようです。「怒りのコントロール」は私の中での重要なテーマでもあり、この部分読んだだけで、左手使わなきゃ、、、って。
【右脳・左脳交流トレーニング】
⭐️後ろ向きに歩く
⭐️利き手と反対の手で身体を洗う
⭐️ガムを噛みながら歩く
⭐️ゆっくり自転車のペダルをこぐ
⭐️右腕と左腕を逆の方向にまわすなど
→歩行と咀嚼は身体の中の「セントラル・パターン・ジェネレーター」という「リズム発生器」のようなものを最大限使う動作だそうです。
また自転車をゆっくり漕ぐというのも、バランスを調整する動作が、左右の異なる刺激を脳に送ることになるそうです。
🌖ここには直接記載はありませんでしたが、ごぼう先生のグーチョキパー体操とか、介護レクで身体で教わった色々なワークが思い起こされました。
ねぇ、先生、先輩方。あれから1年経ちますね、、、
まだオレンジリングをゲットしてないんです。春休み、夏休み、引き続き、狙っていきます。