『脳リミットのはずし方』を読んで
茂木健一郎先生の著書。河出書房新社。

まだ1/3読んでる最中なんですが、多分私に効く最大のポイントはここだろう、と思い、今の気持ちを留めておきます。

⭐️子どもにとっての「らしさ」は、やがて変化していくものですが、大人にとってのらしさは、やはりチャレンジする上ではマイナスになってしまうことが多いからです。世間のレッテルやイメージというのは、むしろチャレンジを邪魔するものだと考えておくべきではないでしょうか。

→「あなたらしくないよ」そう、グズグズ悩んでいるときに相談していた人に言われて、私らしさって何だろう?これまで人に見られてきた「私らしさ」って何なんだ?と、自分の中ですら「なんだか自分らしくない」と思っていたところ、他人軸でみる(しかも人により異なる)私らしさにまで焦点が移行してしまい、より一層自分らしさについて、内観するきっかけとなりました。(グラついたといえばそれまでなんですが)

唯一残されたプライドだけを大切に抱きしめて、押し殺した気持ちで筒一杯になり、自分自身を酸欠状態に追い込んでいた日々。

兎に角、他人から見られる評価だろうが、自分の中の評価だろうが、「今の振る舞いは自分らしく、イキイキしていられる振る舞いなのだろうか?」と、突き詰めた結果、それまで拘り守り続けたものを一旦全て手放すことにしました。

⭐️そこで学歴や肩書きといった上辺だけのラベルではなく、実質的な経験、知識、スキルへと安全基地を移すことを心がけてみてください。

→まさしく、ラベル貼りで、人にも物にも、すぐに優劣つけて自分の中で仕分けして納得したり、他人と比較してその場凌ぎの安心を得るような狭い視野に嵌まり込んでいました。

そして、自分としては常に全力で走ってきたつもりですが、他人からは「楽して得たポジションで飄々とやっている」そんなラベリングからは逃れられないだろう、という脅迫観念があり、常に、「地を這うような、泥水啜るような他の人が当たり前に経験してきた苦労」を経てきてこなかったことに対する罪悪感や渇きを埋め合わせようと、足掻いてきました。

私には、「腕に自信💪」がつかないまま、自分の実力や経験値と年齢やポジションが釣り合っていないという悩みがあったところ、古くからの付き合いの人から、こんな風に言われました。

自分が望むような周りからの評価を得られていない、って感じてるんじゃないか、、、

二人とも、私が普段から素直に耳を傾けることができる大切な師匠達だけに、こちらもガツンと入りました。(今もとてもとても大切な師匠達です。)

それまでは、人も物も恵まれすぎて、余計なこと考えることもなく、走ってきました。

NOという必要がないくらいYESに囲まれていました。

当時の自分にNOと言える勇気をくれた背中を押してくれた人達には、『感謝しかない』です。

生まれて初めて、NOとゆった後に、学生時代からずっと勉強したかった脳🧠の勉強をすることにしました。

東西南北、地図を読むことが本当に苦手だった私が、上下左右を間違えないように脳画像を読もうとしています。

今はまた、自分で自分にYESと言える、そうしてやっと、人にもYESのカードを切れるような私を目指して日々歩いています。

自分のリミッターは外しますし、人のリミッターもできれば外すお手伝いがしたい、、、そんな風に考えています。

何をするにせよ、男だからとか、女だからとかに、囚われてきた半生でしたが、今LGBT🏳️‍🌈の動きが世界的に広く認知されるようになり、新たな風が吹いてきました。

20年前に望んだ、『男女共同参画』とかわざわざ旗印あげなくてもいい世の中にならないかな?という期待は、まあ、ほぼ変わらないままでした。

この間1世代交代した子供達の次の20年に勝手乍ら託します。

私は私にできることを、やらさせていただきます、、、
2021/2/21