神谷美恵子の世界
お世話になっている方に、この本を紹介していただいた。
戦前戦後に学生として学び、結核療養、文学、フランス語や英語など語学に勤しみ、ハンセン病の患者さんに生涯をささげるために、医学の道に進み、政府の通訳(戦争犯罪の裁判に必要な精神鑑定やGHQとの通訳、翻訳)、カウンセリング、精神医学の講師、文学作品や詩集、執筆活動、古典翻訳(自省録ほか)、哲学、、、
その功績に枚挙に暇がない。
なぜこの人が歴史に名を残す人物として、知らなかったのだろう。
おかしい。私が知らなかっただけか。
随分と出会うまでかかってしまった。
あーこれまでネットサーフィンして何時間、何日、何年分を無駄に浪費してきたろう、、、、、
足元にも及ばないけど、すごい女性がいたもんだ、、、自分も頑張らなくちゃ、と思った。
この歳になって
肩の力を抜いて、そんなに頑張らないで、、、
と声を掛けて頂くことが増えた。
無駄に悩んで寿命を縮めることはしたくない。でも生き様はどうあれ、自分に悔いのないよう、自分に正直にありたい、そして最後は神谷さんみたいに心臓発作でいいや、とあやかれそうなところがなさすぎて、最期だけ一足飛びに真似しよう、、、
これまで小中高大、社会人として生きてきて、心の中のどこかで、『女性はどんな頑張っても、なんか痛々しく、周りからの配慮ありきで社会的なポストを維持してる』というどこかケンセテキな見方や同族嫌悪やいじけた感覚を持ってしまっていた。
いるじゃん、すごい人が、、、
他にもいた(いる)けど気づかなかっただけやん、、、
はい、反省。
以上。