『エゴグラム』って
TAの創始者、エリック・バーン博士は、
人の心の状態を、大きく分けて3つに分類しました。

①Pペアレンツ(親)
 厳しく接する親/優しく接する親
②Aアダルト(大人)
 最適な方法を考える大人
③Cチャイルド(子ども)
 自由な発想と行動をする子ども/指示をもらい従う子ども

この心のエネルギーの状態を診断するために、博士の弟子のジョン・デュセイ博士が1972年に開発したのが、エゴグラム診断です。

『あの人大人だよねー』
とか
『いくつになっても、少年の心が、、、』
とか。

三つ子の魂百まで、とかいいますが、自我の中の大人部分が育つと言われるまでの間は、周りに関わった大人(多くの場合は、養育者である親ですかね)から受ける影響が、大きい、大きすぎるのです。(必ずしも人から直接とは限らず、見聞きした情報や経験からの影響もあるでしょうが。)

親からの刷り込みの価値観、子ども時代の苦い経験、嬉しい経験が、その後の考え方や思い込みにがっつりプログラムされたりしています。

自分の中の、子ども的な自我や親的な自我の手綱を握りバランスをとってくれるのが、最後に育まれる大人部分の自我、、、

でも、エゴグラムはあくまで、自分で自分をどのように評価しているかなので、自分の知らない自分だっているでしょうし、他人から見た評価とのズレも大なり小なりあるのが自然です。

年齢を重ねると角がとれた、なんていいますし、セミナーや講義を何回か受講しただけで、まるで別人かのような印象を受けたり。

また、人生ドン底な気分のときに評価した自分は、自分に辛口過ぎてネガティブな面が、前面にプッシュされてしまいますよね。そのときどきで。

👉このときの自分っていつまでもこのままなの?
👉本当に、人は変われるの?

この診断は、

⭐️今の自分や今の自分を形成した過去を振り返って、向き合いたい
⭐️自分の心の癖やエネルギーを再認識して、自分の思うように変わりたい
⭐️自分が思う自分と、周りからの評価のズレをゆくゆくは調整したい

ときとか、ちょいちょい気軽に取り入れたらいいツールだと思います。

人は、根っこの部分はそうそう変わらないかもしれませんが、出会う人、出会う言葉、環境、年齢、経験、心の在り方で、いいようにも、悪いようにも変幻自在、、、

だからこそ、昔の診断結果や自分で自分に貼ったレッテルに縛られることなく、周りを変えることはできなくても、自分の心の捉え方は、変えられるという自由を味わっていきたいですね。(大変まどろっこしい、拙い日本語表現ですみません。)

※エゴグラムの語句説明や、無料のエゴグラム診断は、ネットで検索できます。

🌒PACの大人部分担当のAは、6歳から9歳以降に育まれますが、大人になってからも、ずっと成長できるんです。
これって、幼稚な自分には、何よりの救い、、、😌

TA交流分析では、エゴグラム診断の他、自分の現在、過去に目を向ける様々な性格診断があります。
『自分を知ること』が、『他者への理解』
にも繋がっていくのではないでしょうか🌱

↑上の図は、TAについて、私が主なものだと思う整理用のマインドマップで、メモです。実際は、もっと深いです🤯
2019/12/23