相模原事件って、、、
行動援護の講座を受講して思うこと。
言葉の選択が難しく、あちこち色んな話が混ざりますが、、、

自閉症スペクトグラムという言葉そのものについて
言葉や言葉以外のコミュニケーションが困難であるということ
ご本人、ご家族を取り巻く環境について

漠然とですが、自閉症という名称のくくりだけでなく、知的障害と自閉症、精神障害と自閉症というような使い方があるのかな、ということ
まだまだ解らないことだらけであったこれまでの自分、今の自分

障害について考えるとき、必ず、小学校のときに、どこかの県の障害を抱える施設から来られた先生の講演を思い出します。

『今、座っている君たちのうち、何人かは、将来、障害を抱えたお子さんを家族に持ちます(のようなこと)』

今回、先生から受けとったメッセージとしては、

今はノーマライゼーションや、法律などでも示されるように、障害があってもノーマルな生活が営めるように、社会が寄り添い、障害によりその人ができること、できないことがあれば、できるを尊重し、できないことは、周りが支援するんだという姿勢が求められること。

(ただし、まだまだ世間一般の意識は、追いついていないのでは、、、)

自傷他害などの問題行動を起こす場合、その状態にならないように、周りが病気に対する理解、その人の心に寄り添い、その人の心を理解しようとする気持ちが大切であること。

ある状態になるのが分かっているなら、そうならないように、その人の行動や心理面を諦めずに理解しようとして、ある状態にならないように配慮して工夫を凝らした支援が必要だということ。

問題行動は、二次的な障害である、という考え方があるということ。

(昔は、どうやって暮らしていただろう、近年、現在でも、隔離され、遮断され、があるのでは、、、物理面でも、精神面でも、、、)

自傷行為を繰り返したり、仄かしたりを、際限なく繰り返したりして、自分でどうにもならなくて周囲を巻き込んでみたり。

言葉で上手くコミュニケーションがとれないから、そのエネルギーが問題行動に発展する。

側から見たら、その人は、訳わからないことを、訳わからない理屈で延々と騒ぎまくったり、周囲を困らせて、周りの人は、どのように接したらよいのか、全く分からない状態。

その人が『困った人』なのではなくて、その人も『困っている人』なのか、、、

周りの人々やコミュニティでは、どのような支援が必要なのか。

行政のどこに、どうバトンを繋いでいけば、問題行動は回避できて、平穏に生活することができるのか。

ほぼほぼ問題提起に、なりましたが。

前置きはさておきまして。

他の講義の参加メンバーとの交流を通じて、また、講師の先生の話を聞いての、相模原事件を受けての一考察、、、

(人それぞれ意見は、異なると思います。被告の言い分、動機、障害、世間の人々の一定数からの被害者や御遺族に対する誹謗中傷などについては、ニュース記事や専門家、知識人のコメントなどを参照してください。)

この手の犯罪が、起きるとき、他の事件もそうだが、犯罪者に何らかの前兆があり、精神の病院を退院したあと、そのまま放置してる国の体制が、まず、あかんやろ!

(彼らにも、然るべき支援が必要だったという考え方?)

誰しも施設で働いてる人が同じ考え、行動を起こす訳ではない、あくまで個人の問題と捉えるか、どう社会の問題と捉えるのか、、、

個別に考える必要があるでしょうが、(犯人の気持ちや、理屈は犯人にしか分かりませんが)まず、介護の仕事やったら最悪自分にもできるわ、みたいに、軽く見てないか、、、

介護現場に入ったら、入ったで、職場での人間関係、職場環境で、思うように回らず、(本人が何らかの問題を抱えている場合もあると思いますが、)職員間の負担も、均衡ではなく、不平等のストレスもあるだろう。

そんな中、施設利用者さんの状態を見て、本来自分より低くみたいのに、その欲求が満たされず、『自分より、いい暮らしぶり』に見えて、『許せない!』などの気持ちも昂り、もとからの偏った思想は、より強固なものとなり、究極の行動に走ってしまうのでは、、、

などなど、なるほど、と思いました。

そして、講師の先生の一言。(講義には直接関係ないですが)

『介護とか、障害が何なのか分からない』というのは、『興味がない』『無視してる』と同じこと。

もしも、介護の仕事を低く見てモノ言ってくる人がいたら、『できるもんなら、あなたが、やってみろ。そんな簡単な仕事じゃないんだ。』って胸張って言ってやれ!って。

全ての仕事に通じるところがありますが、その通りだな、と思います。

なにはともあれ誇り、って大切、、、
その人が持つ価値観、プライドが人が人の形を保てる最後の砦ではないかと。

スクールを通じて、知り合った現場で働く皆さんは、本当にみんな、素晴らしい。
嬉しい出会いに感謝🙏
2020/1/16