三猿の日吉大社⛩と比叡山卍
琵琶湖畔、比叡山延暦寺の麓にある日吉大社へ。

手にとったリーフレットが、お猿を探してみよう‼️

広過ぎる境内、重要文化財級の素晴らしい建造物とヤオロズの神様をお祀りする祠がありすぎる。
マイナスイオンが出過ぎる。
パワースポット過ぎる。
何より、お猿エピソードがあり過ぎる。

日光東照宮神厩舎にある三猿の彫刻は有名ですが、この話はもともと比叡山中興の祖と言われている良源の処世術から生まれたもの、とのことです。
他人のいやなこと、不安なことに対して、見ざる言わざる聞かざる🙈🙊🙉が最も大切ですが、さらにそれ以上に、

いかり【忿(ふん)】
うらみ【恨(こん)】
ごまかし【覆(ふく)】
なやみ・なやませること【悩(のう)】
ねたみ【嫉(しつ)】
ものおしみ【慳(けん)】
だますこと【誑(おう)】
へつらい【諂(てん)】
傷付けること【害(がい)】
おごり【驕(きょう)】

といった悪い心を持たない『思わざる』ことが最も大切であると良源は諭されているそうです。

他にも、『七猿歌』といって、天禄4年(973)第18代座主の慈恵大師良源が、天台教学の要諦である【諸法実相】【三諦円融】を内蔵した御歌といわれ、〈宇宙の道理の相〉を心を鎮めて観得することを念じて詠み込まれたという和歌をご紹介します。

自分で既に何ゆってるか分かってませんが。

よろしければ、味わってください。

一、つらつらと うき世の中を思うには まじらざるこそ まさるなりけれ
ニ、見聞かでも いわでもかなわざるものを うき世の中にまじるならいは
三、つれもなく いとわざるこそうかりけれ 定なき世を夢と見ながら
四、何事も 見ればこそげにむつかしや 見ざるにまさることはあらじな
五、きけばこそ 望みもおこれはらもたて 聞かざるぞげにまさるなりけれ
六、こころには なにわのことを思うとも 人のあしきはいわざるぞよき
七、見ず聞かず いわざる三つのさるよりも 思わざるこそまさるなりけれ

→為さざるじゃないんだ、、、🐒
思わざる、って、、、ヒト科の動物にとって一番難しくないですか?

お猿を堪能した後、ケーブルで、比叡山延暦寺へ。
そこで座禅体験ができたので初の座禅体験。やっとこさ、ここまで来て、お寺さん見ただけで、帰れない‼️

→初比叡山。平成の大改修中でしたが、本堂見学、あまりの荘厳さと、スピリチュアルさに、度肝抜かれました。荘厳すぎる。今まで見てきた仏様達の影が、、、

→信長が山ごと焼くくらいその絶大なパワーに恐れ慄いた比叡山、、、歴史が重すぎる。

→日本一の長さと景観の良さを誇る坂本ケーブルにも乗れたし‼️
紀貫之も、ここに骨埋めてや、っていうわ、、、景観がよすぎる。琵琶湖最高‼️
日本一でかいだけじゃない。

→瞑想、マインドフルネスをちゃんと人から教わりたい🥺

座禅に戻ります。

座学あり、体験あり、60分1100円。
そして若くてイケメンすぎる僧侶、、、
始めのお話で既にうっとり、催眠モード。
やばい、もうくたくたで歩けない、お腹も一杯な状態からの座禅。
昔から、朝礼の五分の校長先生の話でも、直立して微動だにせずの姿勢が苦手で、もぞもぞするんだった。

座禅のことを、『坐禅止観』と、天台宗ではいうそうです。開始と同時に、半眼になった瞬間、身体のスリープモードスイッチがオン、呼吸法や腹式呼吸が眠気に勝てない、、、

でも、頭を掻いたり、足を組み換えたり、呼吸音を立てたりも、禁じられてしまっている。
20分の間に、数が百まで数えられないなんて、、、同じ数字がループする、これは一種のトランス状態だ、、、

そして頭に浮かぶこと、浮かぶこと、雑念や煩悩の数々‼️

そして、眠りたいのに、眠れない、ああ、眠っちゃいけない、絶対やっちゃいけない葬儀参列中の念仏聴きながらの居眠り、講堂に集められて、有難い講師のお話を聴く前、予め『今日だけは、寝るなよ、寝るなよ』って釘さされたのに、やっちゃうあの感覚、、、

昼食後、私に必要なのは座禅ではなく、10分のお昼寝であることが、会得されました。

とりあえず、一から、いや、ゼロから人生やり直すプロジェクト、イニシエーション完了。もう十分でしょう。

息子よ、ごめんね、まだ貴方に大切なことを教えてやってなかった。
眠たいのは、若者だけの特権じゃなく、大人になっても、まあまあ強い睡魔と戦うことになると思うよ😪

日吉大社
比叡山延暦寺
2020/3/18