アルコール①
「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる
(カーヤ・ノーデンゲン、誠文堂新光社)


アルコール、、、身体のために気をつけたい、気をつけて欲しい。

これを読んでくださった貴方へ。

会話調にしてみました。ふざけてません。

Xさん:ストレス溜めちゃうと身体によろしくないじゃない?ついついお酒の力借りちゃうよね😆

Yさん:でもお酒🍺って、美味しいし、フワァーっとなって、なんだか気分いいし、腹割って普段できない話も弾むし、いいよねぇ😆

Xさん:でも、酒量を超えると、身体にも色んな影響がでてきちゃうよね😱

Zさん:飲み会とか、ちょいちょいお手洗いに行って、足元がフラフラしないか、確認するようにしてる...

X:それね、アルコールが小脳に効いてるから千鳥足なっちゃうやつね。運動機能とか低下しちゃうからね。酔いが、まわってくると、脳全体に影響するからね。
他にも会話についてけない、とか、コップや箸が、とっ散らかったり色々でてくるよね。

Y:なんか頭の中も、シラフの時はしないようなことしちゃうのね、上司にタメ口とか、異性に対しても度胸が出る、ってか大胆になるみたいな?

X:あー、抑制が効かなくなるってか、人を人たらしめてる一番最後に発達した前頭葉の方にも作用しちゃうから、、、

Y:あるわー。

X:まあ、例えワンチャンあっても、アルコールはきっちり脳の視床下部や脳下垂体の機能も妨げちゃうからね...
脳幹にも影響するから、疲れて眠りこけたり...

Z:女の子の、『私、酔っぱらっちゃったかも...』も、あれ、注意やね。絶対酔ってないからね。あとさ、飲んだらやたら、お手洗い行きたくならない?

X:普段は、脳の下垂体から、脱水症状ならないように、身体の水分を保つホルモンが分泌されるんやけど、アルコールがこれを抑制するから、お手洗いが近くなるのね。脱水症状は翌日の二日酔いの頭痛の原因にもなるよね。脳が収縮して、脳膜が引っ張られるから、痛みが出るのよ。

Y:へぇ〜、そうなんすか〜。

X:二日酔いの症状は、まだありますよ。頻繁にお手洗い行くでしょ。神経に信号送ったり、筋肉をコントロールするのに重要な塩分の一部を失うから、吐き気を催し、疲弊して、睡眠の質も下がると。
また、アルコールは胃に直接吸収されて、塩酸の生成を促しちゃうから、胃周辺の神経が、脳に警告を送り、吐いちゃうんだね。

Y:塩分持っていかれるんかー。
だから、二日酔いの朝はしじみの味噌汁が、五臓六腑にしみるんかなあ。

Z:若気の至りや、楽しくないメンバーとの飲み会やと、悪酔いして苦い思い出しかないわー。二日酔い予防には、どうすりゃいいの?

X:飲まないが一番やけど、月並みだけど、グラス一杯の酒と水を交互に飲むとか。

Z:チャポチャポなるなー。無理やな。

X:あと、赤ワインやテキーラなどの色味のあるお酒には、タンニンみたいな有毒な副産物が含まれるから、白ワインやウォッカみたいな透明なんが、ええっちゅう話みたいやで。

Z:まじ?ポリフェノールが美容にいいらしいって聞いてから、赤ばっか飲んでるわ🍷

X:まあ、軽くて済むんちゃうか〜位やで。人それぞれ体質も違うし、その日の体調やメンバーも左右するやろ。なにより、度が過ぎたらな...

Y:とりあえず、そんな目新しい話もでてこんかったし、自分は大丈夫そうやわ🙆‍♂️

X:今日は、見たいテレビあるから、この位にしといたるけど、もっと怖い話なんぼでもあるからな。アル中が急に酒止めたらどないなるとか😠ビタミンB1欠乏したら、どない悲惨な目に遭うとか。将来。

Z:まあまあ、そない真剣ならんと、、、またね^_^

🌕脳内のアルコールの影響について、一部まとめてみました。

アルコールは、普段理性で抑え込んでいる衝動や欲望なんかも、解放してしまう怖い中毒性のある薬物だと認識しています。→この本読んでから、、、ですが。

アルコールには神経を活性化させる脳内の信号物質を妨げたり、神経を静める効果があるので、眠るために飲む人もいらっしゃいますよね。

量にもよるんでしょうが、お酒を飲むのを止めると、脳内に必要以上の神経を活性化させる神経伝達物質がたまったままとなり、休養に必要な深い眠りが得られなくなります。

この物質が増えすぎると、酔っ払い特有の不安感に襲われて、翌日、手足が震え、不安になり、血圧が上がり、気持ちがそわそわする、なんてことも見られるようです。

どんどん、量が増えてしまいますよね。

アルコールの影響で、普段真面目で温厚で、情があり、とても素晴らしい方に、魔がさすことが起こりうります。

アルコールが苦手な人以外は、誰にでも過去に一、二度、或いはそれ以上、なんらかのやらかし体験はあると思います。誰にでもは、一般化しすぎかもしれませんが。

アルコールは一瞬の作用かもしれませんが、認知症(この本だったか別のか忘れましたが『脳不全』と解釈されることもあるようです)や病気や怪我、手術などにより、一部脳の機能が障害され、全く別人かの人格になったりが、起こり得ます。

映画でも、昔ありましたね、グリーンマイルでしたか。かつては上品で温厚な御婦人が認知症になって、すごく下品な言葉が後から後からついてでる、、、

アルコールの影響や病気、怪我、老化、障害、、、人の脳には、どんなことが起こるか分からないという前提で、いつ自分がどう変わってしまうかもしれない、他人事ではなく、自分のこととして捉えることが、今自分にできることなのかなあ、と思います。

お酒のせいにして何やっても許される世間ではないことは重々承知していますが、一時的なお酒の影響による失敗があろうとなかろうと、過去に自分にとても暖かい言葉や眼差しを向けてくださった方への感謝の気持ちは変わることはありません。
2020/3/22