別冊ニュートン『脳とは何か』から
やっと読み終わりました。この本が面白いよ、と薦めていただいて、満を持して購入してから読み始めてから、あまりに専門的すぎて、なかなか読み飛ばせませんでした。

内容的には、目次から抜粋すると、
●天才の脳って?
アインシュタイン、天才の脳、サヴァンの能力
●脳の病気
アルツハイマー病、脳卒中、うつ病、依存症について
●日常生活の脳科学
損得勘定の脳科学、知能についてのウソ・ホント、脳の「神話」にご注意を!

などのラインナップで読む前からワクワク。

実際のところは、ほとんどの時間を、ニューロンとかシナプスとかをなんとか理解しようとする時間に費やしてしまいましたが、いい勉強になりました。

海馬の話とかもあり、何故、目や耳、臭いなどの感覚情報(五感)が記憶に強く影響するのか、、、など、少しだけ謎が解けたような気がします。(まだまだ気のせいレベルなのですが。)

この本を紹介してくれはった方に、途中、「よくこれを読んだな。そしてよく私に薦めてくれたものだ。」と畏敬の念と、感謝の気持ちで一杯です。

最後の最後に、よく心理学の本とかでも出てくるいわゆる「最後通牒ゲーム」の紹介もあって、いまさら感は否めませんが、(ああ、自分はこのグループとばかり思っていたが、違った)と自己を振り返る機会にもなりました。

雑誌、本というか教科書に近い感じですが、内容がバラエティーに富んでいたので、面白かったです。

今日は、この本を読んでいて、満を持して、やっと「認知行動療法」に関する出会いがありました。

これまで心理学を教わったりする機会はあったのですが、なかなか「認知行動療法」については、直接学ぶ機会はなく、また、自分で本を買ったりネットで検索したりまではしてこなくて、(いつか知りたいな)程度でした。

これをよく知っている人ってのは、実際に療法を行う側か、受ける側のヒトの間のことで、なんか、「知る人ぞ知る」というクローズなイメージを勝手ながら持っていました。(私がググってまで調べようとしてこなかっただけなのですが。)

読んでみてやはり、世知辛い世の中を生きていく上での、生きるヒントがたくさん詰まっていました。

本当は、認知行動療法について、まとめたかったのですが、丸写しになりそうなので、いつか自分の中に噛み砕いて語れる日まで、とっておきます、、、

本では、うつ病について、その増加傾向からセロトニン、治療薬、ストレスホルモンのメカニズム(脳や臓器の部位やホルモン名称など図解入りで)や、心身に与える影響など、詳しく説明されています。

2011年7月、厚生労働省は、重点的に対策すべき四大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病)に「精神疾患」を加えました。うつ病や躁うつ病といった「気分障害」での患者数は、2008年で100万人を超え、1984年から24年で約11倍にも増加したそうです。
(☞あくまで統計上の数値ですから、病気の解釈や認知度、受診されている方が氷山の一角であることも考慮しないといけないですが。)

この数字から、10人から15人に一人は生涯のうち、一度はうつ病を発症すると考えられているようです。
(☞今は、2020年ですから、もっと新しい数字は、既に出ているでしょうが。)

最後に、よく耳にするマインドフルネスも認知行動療法の一つとして、呼吸や瞑想によって「今ここ」に意識を集中させることで思い込みやこだわりから抜け出す手法として紹介されています。

興味のある方は是非読んでみてください。

⭐️「今ここ」に集中するってなに?という疑問が、このノートのそもそもの原点となっています。
ここまで目を通していただいた方に感謝です。
ではまた、いつかお会いする日まで、、、
2020/5/15